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売場における商品配置の中で、お客様にとって最も見やすく、触りやすい位置がゴールデンゾーンです

売れる展示位置とは?ゴールデンゾーン

[記事公開日] 2009/06/01

[最終更新日] 2020/02/07

ゴールデンゾーン

ゴールデンゾーンとは「売場における商品配置の中で、お客様にとって最も見やすく、触りやすい位置のこと」です。

 

見やすく、触りやすい位置に置くということは「販売したい商品全て」に当てはまることですが、中でも購入するまでの時間が短いセルフの小物・消耗品では特に重要です。

 

また、ゴールデンゾーンに付加価値商品を置くことで収益向上にもつながりやすくなってきます。

図1:ゴールデンゾーン

ゴールデンゾーン

ゴールデンゾーンとは「売場における商品配置の中で、お客様にとって最も見やすく、触りやすい位置のこと」です。

 

見やすく、触りやすい位置に置くということは「販売したい商品全て」に当てはまることですが、中でも購入するまでの時間が短いセルフの小物・消耗品では特に重要です。

 

また、ゴールデンゾーンに付加価値商品を置くことで収益向上にもつながりやすくなってきます。

 

図1の右部は一般的に言われているゴールデンゾーンを数値で表したものですが、ここでは観点を変え、数値よりも実際の什器で考えて見ましょう。

 

図1の左部は什器を横から見た図になっています。

 

まず、高さ150cmのゴンドラの場合、身長165cmのお客の真っ直ぐな視線はゴンドラ高とほぼ同じの150cm前後になってきます。

 

さらに、150cmのゴンドラではヘアーアイロンやシェーバーなどの小物商品以外は2段展示が多く、上段を115cmの位置、下段を80㎝の位置に持ってくると、それぞれミゾオチ付近・腰付近の位置に来るため、「手を少し曲げて触れ」触りやすい位置になってきます。

 

ここに人間の視野角を交えて考えてみましょう。

 

人間の視野には「中心視野角」と「周辺視野」の2つがあり、中心視野とは視線を中心にした約20度の範囲であり、意識的に見える範囲のことです。

 

周辺視野とは中心視野から外れた上下150度左右180度の漠然と見える範囲を示しており、意識的に見える中心視野は意外に狭いものだということが分かります。

 

このことから、「真っ直ぐな視線」でも上段の商品は中心視野に納まってきます。

 

人間の自然な視野は「真っ直ぐな視野から10度くらい下の位置」という意見もあり、この意見で考えると丁度、下段まで中心視野に入ってきますが、私は自然な視野には個人差があると考えており、「意識的に視野を10度下げてもらうために、Aの部分におすすめPOPや担当者の顔写真入りPOPなどを貼付(ゴンドラ高を超えないように)することが望ましいと考えています。

 

このことから、一番見やすい「上段」に売りたい商品を配置し、「下段」は品揃え商品を配置することが展示の基本だといえますが、これに「価格帯の流れ」や「集中拡売商品に誘導する比較商品」などの「ストーリー性」を考えることが大切です。

 

また、ゴールデンゾーンには通路幅が関係してきます。

 

ここまで説明してきた内容はワンスパンの横の長さ90㎝の一般的なゴンドラが横方向の周辺視野に納まる約60cm離れた距離からゴンドラを見た場合を想定しており、家電量販店に多い45cmPタイル3枚分(135cm)の副通路であれば、この位置からゴンドラを見ることが多いと考えられます。

 

しかし、人間の中心視野は前述の通り、角度を持っていますので、距離が離れれば当然、中心視野に納まる範囲は広くなってきます。

 

その為、主通路のように通路幅が大きく、2mの位置からゴンドラを見た場合、ゴンドラの足元からの上下全てが「見やすさのゴールデンゾーン」に入ってきます。

 

また、逆に通路幅が狭く、1m程度であれば、お客様はもっとゴンドラに近づくため、「見やすさのゴールデンゾーン」は狭くなり、上段だけしか視野に入ってこないことになります。

 

ゴールデンゾーンを考える場合は、一般的な高さを妄信するのではなく、通路幅を考慮し、お客様がどの位置からゴンドラを見ることが多いのかを確かめるため、実際に通路に立ってゴンドラを見る必要があります。

 

その距離に応じてPOPの文字を大きくするなど、「お客様がゴンドラを見る位置で一番見やすい売場」を作っていただきたいと思います。

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