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堀田経営コンサルティング事務所
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役職者が積極的に部下のお得意様と関わると業績アップやクレームの削減にもつながります
[記事公開日] 2009/06/18
[最終更新日] 2019/12/29
部下のお得意様の管理は部下に任せているという店舗が多いですが、役職者が積極的に部下のお得意様に挨拶し、関わっていくと業績アップやクレームの削減にもつながります。
なぜなら、特定の販売員を指名されるお得意様は、その販売員が近くの店舗に異動すると店舗を変えることが多く、店舗の売上高が減少するからです。
また、その販売員が遠くの店舗に異動し、なかなか足を運べないとなると、自店をそのままご利用していただけますが、異動した販売員と人間関係の絆が強ければ強いほど、引き継いだ販売員と比較し、同じサービスを提供しても「前の〇〇君はもっとしてくれた!」というように納得されず、クレームに発展することも多いからです。
このお得意様のクレームはクレーマーと違って切ることもできないため、これほどこちらの気持ちが落ち込むことはありません。
これを防止するのに簡単で費用も掛からない方法があります。
それが「役職者からの挨拶」です。
ずっと売場をよく見ていると、部下の販売員のお得意様の顔は自然に覚えることができます。
よく見る顔だと思えば、部下の接客の合間に「今のお客様は大切なお得意様か?」「お名前は?」ということを聞き、成約のタイミングなどでお得意様に対し、「〇〇様、店長(課長、主任など)の〇〇と申します。いつもご利用いただき、ありがとうございます。」と言って名刺を渡すだけです。
以後、顔を見かける度に「こんにちは。いつもありがとうございます。」と声を掛けておけば、お客様も「上司まで、自分のことを覚えてくれている」という思いになり、他のお客様とは違う、特別のお客様という優越感を持たれるからです。
このように関わっておくと、担当の販売員が休みの場合でも出直されることがなくなり、その日の売上高につながりますし、値段交渉されても挨拶していた上司が決めると納得してくれます。
また、担当者が異動してもお客様が付いていくことはなくなり、引き続き自店を利用していただけます。
よく、「挨拶してコミュニケーションを取っているから、接客も自分で行わねばならない」という上司がいますが、そんなことはありません。
全部のお客様を上司が引き継げば、上司の仕事ができなくなります。
挨拶していた上司は、担当者が異動すれば「今後は〇〇が担当させていただきます」と新しい担当を紹介すればいいですし、今後も継続して挨拶するだけでOKです。
また、この「挨拶」は量販店からお客様に対する場合だけでなく、メーカー販社から量販店店長に対しても同じ効果を得ることができます。
メーカー販社の主要量販店には、メーカー営業担当者の上司が「一度でいいから同行して、量販店店長に挨拶にいく」と営業担当者の提案活動もしやすくなります。
店長とすれば、「一般の販売員と違い、営業担当者の上司と話ができる」という優越感を持つことができ、「メーカーにとって特別の店(店長)」という認識になるからです。
あとは、定期的にメーカー営業担当者は「うちの〇〇(上司名)が、よろしくって言っておりました」と告げるだけで、提案活動がやりやすくなるでしょう。
このように、時間も費用も掛からない「挨拶一つ」で顧客の気持ちをつかむことができます。
役職者が積極的に部下のお得意様に挨拶し、関わっていき業績アップやクレームの削減を図っていただきたいと思います。
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