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パーチェス・インデックス(PI)

[記事公開日] 2012/11/06

[最終更新日] 2019/08/25

パーチェス・インデックス

パーチェス・インデックス

PI図

PIとは、パーチェス・インデックス(PurchaseIndex)の略で、一般的には「購買指数」と訳されます。

 

POSデータを基に「顧客1,000人当たりの販売台数」を表したもので、家電量販企業の経営分析では頻繁に用いられる数値です。

 

PIが大きければ、その商品の顧客支持率が高いことを示します。

 

PIが1,000人を基準にしているのは理由があります。

 

それは、小売業では取り扱う商品アイテム数が非常に多いので「1つの型番当たりの販売台数」が少なく、100人を基準にすると数値が非常に小さくなり、比較分析が行いにくいからです。

 

PIは主に、

  1. 他店の同一型番商品との比較
  2. 自店の売価変更前と売価変更後の同一型番商品との比較
  3. 自店の同一型番商品の「月別」「週別」「日別」「時間帯別」の比較
  4. 同一カテゴリー内の他の型番商品との比較

―――といった場面で使われます。

 

家電量販企業の場合は、これに加え、

    展示・POPなどの売り場訴求の変更前と変更後の比較

―――が重要と筆者は考えています。

 

なぜなら、家電量販企業では、商談に基づいた商品の定番制により「販売の優先順位」が決まっており、特に「拡販指定機種」は台数予算が決まっている場合が多いからです。

 

つまり、「売るべき商品」が決まっているので、商品力だけでなく、「売場における提案力と販売員の接客力」が目標を達成するレベルにあるのかを、PIをチェックすることで常に検討する必要があるのです。

 

展示位置の変更や展示方法、POPの貼付といった、売場訴求の変更前と変更後のPIを比較すれば、「現在の訴求方法は良いのか、悪いのか」を検討する習慣が付き、生きた販売ノウハウを習得できます。

 

ただし、せかっくPIを集計しても、数値の収集だけで終わってはまったく意味がありません。言うまでもないことですが、数値集計の目的は「収集したデータを活用し、いかに売り上げを向上させるか?」にあります。

 

PIを分析する際は、自店より自社他店のPIが高いのならば、「どのような展示をしているのか?」、「どのようなPOPを貼付しているのか?」、「どのようなトークをしているのか?」を確認することが重要です。

 

自社他店に足を運んで売場を見学したり、時間が無ければその店の担当者に電話して話を聞くなど、現場と結び付けて考えることで、単なる数字の羅列が売上アップにつながる「情報」になります。


 

一級販売士 堀田泰希

堀田経営コンサルティング事務所 代表

●カスタマー・クリエーター 

●1962年生まれ 大阪府大阪市出身 

●大手家電量販企業の幹部職を務め、2007年 堀田経営コンサルティング事務所を創業。マーケティング・営業に特化した研修・コンサルティングを行い、一部上場家電量販企業、大手家電メーカー販社での企業内研修は年間約60本を数える。中小企業は大阪限定とし、年間延べ100回を超えるコンサルティングを実施。

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