家電量販店・家電メーカー・地域電器店の販売・営業・接客・売場作り・マーケティングの情報サイト
家電流通業界で働く「全ての人々」と「お客様」の幸せのために・・・
堀田経営コンサルティング事務所
090-4648-1616
営業時間:9:00〜18:00 (定休日:土日祝)
お客様に支持されている商品がつかめます
[記事公開日] 2012/11/06
[最終更新日] 2019/08/25
PIとは、パーチェス・インデックス(PurchaseIndex)の略で、一般的には「購買指数」と訳されます。
POSデータを基に「顧客1,000人当たりの販売台数」を表したもので、家電量販企業の経営分析では頻繁に用いられる数値です。
PIが大きければ、その商品の顧客支持率が高いことを示します。
PIが1,000人を基準にしているのは理由があります。
それは、小売業では取り扱う商品アイテム数が非常に多いので「1つの型番当たりの販売台数」が少なく、100人を基準にすると数値が非常に小さくなり、比較分析が行いにくいからです。
PIは主に、
―――といった場面で使われます。
家電量販企業の場合は、これに加え、
⑤ 展示・POPなどの売り場訴求の変更前と変更後の比較
―――が重要と筆者は考えています。
なぜなら、家電量販企業では、商談に基づいた商品の定番制により「販売の優先順位」が決まっており、特に「拡販指定機種」は台数予算が決まっている場合が多いからです。
つまり、「売るべき商品」が決まっているので、商品力だけでなく、「売場における提案力と販売員の接客力」が目標を達成するレベルにあるのかを、PIをチェックすることで常に検討する必要があるのです。
展示位置の変更や展示方法、POPの貼付といった、売場訴求の変更前と変更後のPIを比較すれば、「現在の訴求方法は良いのか、悪いのか」を検討する習慣が付き、生きた販売ノウハウを習得できます。
ただし、せかっくPIを集計しても、数値の収集だけで終わってはまったく意味がありません。言うまでもないことですが、数値集計の目的は「収集したデータを活用し、いかに売り上げを向上させるか?」にあります。
PIを分析する際は、自店より自社他店のPIが高いのならば、「どのような展示をしているのか?」、「どのようなPOPを貼付しているのか?」、「どのようなトークをしているのか?」を確認することが重要です。
自社他店に足を運んで売場を見学したり、時間が無ければその店の担当者に電話して話を聞くなど、現場と結び付けて考えることで、単なる数字の羅列が売上アップにつながる「情報」になります。
一級販売士 堀田泰希
堀田経営コンサルティング事務所 代表
●カスタマー・クリエーター
●1962年生まれ 大阪府大阪市出身
●大手家電量販企業の幹部職を務め、2007年 堀田経営コンサルティング事務所を創業。マーケティング・営業に特化した研修・コンサルティングを行い、一部上場家電量販企業、大手家電メーカー販社での企業内研修は年間約60本を数える。中小企業は大阪限定とし、年間延べ100回を超えるコンサルティングを実施。
あなたは、まだ本当のFABE分析に出会ってない
お客様が欲しているのは、商品を手に入れ、使用したときに得られる「感情」であり、商品はその感情を湧き立てる手段にすぎません。
この「感情」こそ根源的価値であり、それを考えるのがFABE分析ですが、現在のFABE分析の99%は不完全で本質にまで至っていません。
当事務所が独自の考え方でまとめた”FABE商談設計【基本編】”では、FABE分析の部分に特化してベネフィットの本質をわかりやすく説明しています。
お気軽にお問合せください
お電話でのお問合せはこちら
090-4648-1616
営業時間:月〜金 9:00〜18:00(土日祝定休)
※電話でのお問合せは上記時間外の場合、留守電話にてお受け致しております。内容を確認後、翌営業日以降にこちらからご連絡させていただきますので、お気軽にお問合せください。