お客様づくりの第一歩

売上高や利益はお客様からお金をいただいたときにしか生まれません。

この事実を考えると、売上高や利益をアップさせるのに一番重要なことは「お客様づくり」であり、お客様の数を増やすことだといえます。

この「お客様づくり」により、お客様数を増やすには、

①　新規客の創出

②　お客様の維持

―――の２つの取り組みが必要になってきます。

解りやすく言い換えると、

・新しいお客様をつくること

・お客様からお得意様（リピーター）をつくること

―――です。

最初は、どのお客様も初対面です。

一見のお客様から、お得意様、いわゆるリピーターになっていただかねばなりません。

その為の第一歩が、 「お客様の名前を覚え、お顔と一致させる。」 ことです。

皆さんが、お客様だとすれば「お客様、いつも有難うございます。」 と言われるのと、「〇〇様、いつも有難うございます。」 と言われるのでは、どちらの方が嬉しいでしょう。

恐らく、後者のように名前で言われる方が嬉しく、「ああ、覚えてくれていたんだ！」といった気持ちになられると思います。

私達、販売員は、その「ほんの少しのこと」、「ささいなこと」が勝負です。

少しずつ、少しずつの積み重ねが、やがて大きな「絆」となってきます。

接客業に、いきなりとか、基本を無視して成果を得るということはありません。

もし、そういうことがあったとしても一時的なものになるでしょう。

少しずつの積み重ねを忘れず、その少しずつの自分の成長を自分で確認していただきたいと思います。

自分の成長の一つの指標がお客様数であり、指名いただけるお客様の数という客観的な数字で確認することができます。

売り切るということは大切ですが、リピートいただけるお客様を増やし、次につながる商売を心がければ、年数を積み重ねるごとに売上高や利益を楽に増やすことができるようになります。