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朝、オープンしたときには、お客様を気持ちよくお迎えする準備が大切になってきます

朝に行う、お客様の為の「10の確認」

[記事公開日] 2009/07/03

[最終更新日] 2020/03/31

朝のルーチン

店舗では毎朝、オープンと同時にチェックすべき項目が多くあります。

 

これらの確認は「お客様に迷惑を掛けず、気持ちよく買い物をしていただく」ためにあり、できていなければ、売上高の減少にもつながる重要な項目になります。

 

店舗によって朝のチェック項目は違いますが、ここでは筆者が実施していた「10の項目」についてご紹介したいと思います。

 

10の項目とは、

  1. 留守番電話の解除確認
  2. 天井照明の異常確認
  3. ファザードの確認
  4. 結束器の電源確認
  5. 店内・駐車場の清掃
  6. 買い物カゴの配分
  7. BGMの音量調整
  8. 期限切れプライスの確認
  9. テレビ・ステレオなどの音量調整
  10. モニターの映像確認

―――になります。

 

1の「留守番電話の解除確認」は、手動で留守番電話の解除を行っている店舗では、意外と多い項目であり、特に毎日、特定の方が行っているとその人が休みの日など不在時に起こりやすくなります。

 

筆者も新任の店長の時には毎日自分で解除していましたが、休みの日にたまたま用事があり、正午前後に店に電話したところ、留守番電話が解除されていませんでした。

 

朝10時にオープンの店舗であったため、正午までの2時間の間に電話していただいたお客様に迷惑を掛けたことになります。

 

その経験から、休みの日にはオープンの10時になれば店に電話して確認することを1~2ヶ月に一回くらいの頻度で実施しましたが、結果的に他のメンバーの意識向上にもつながりました。

 

こういった抜き打ちの電話確認を休みの日にやれということではなく、こういった確認方法もあるということだけ覚えていただければと思います。

 

2の「天井照明の異常確認」とは、スポットライトや通常の天井照明の球切れの確認のことです。

 

気付いても自ら交換する一般社員は少ないため、毎朝のチェックで確認し、球切れがあればすぐに交換を指示することが大切です。

 

特に食品は明るさが足りなければ鮮度が悪いように見えますし、お客様に「だらしない店」という印象を持たれるため、早急な対応が必要です。

 

3の「ファザードの確認」ですが、ファザードとは「店舗を正面から見た外観」のことであり、
→自動ドアに手形がついてないか?
→天吊り看板(ウッドパネルで作成した看板etc)が歪んでいないか?
→店外展示商品の確認・・・ホコリで汚れていないか?、ツライチできちんと並んでいるか?

―――などを確認します。

 

4の「結束機の電源確認」は意外と見落とされやすい項目です。

 

持ち帰り商品の場合には結束をしますが、電源が入っていなければ暖まるまでに時間が掛かるため、ヒモを使用しての手作業になりますし、お客様の時間も奪ってしまうため、迷惑が掛かる項目です。

 

「朝、出勤すればすぐにスイッチを入れておく」というくらいの感覚でちょうどだと言えるでしょう。

 

5の「店内・駐車場の清掃」では、清掃自体は実施されている店舗は多いですが、清掃中にお客様に呼ばれることもあり、「清掃用具が放置されていないか?」ということも大切なチェックポイントになります。

 

特に「展示什器の上に雑巾が置かれたままになっている」という光景をよく目にするため、注意が必要です。

 

6の「買い物カゴの配分」ですが、買い物カゴは買上点数の増加に直結するため、切らさないことが大切です。

 

出入口付近のメインの場所はもちろん、各コーナーに設置している場所があれば漏れが無いように確認しましょう。

 

7の「BGMの音量調整」は店内放送に切り替えた場合、放送内容が聞き取りやすいよう、適正な音量に調整することが望まれます。

 

よく、BGMが大きい店舗がありますが、接客説明が行いにくくなり、場合によってはクレームが発生することもあるため、注意が必要です。

 

8の「期限切れプライスの確認」は、粗利の低下につながったり、だらしない印象をお客様に与えます。

 

例えば、期限が切れているセールプライスをお客様が目撃し、その価格で対応すれば粗利が低下する場合が殆どですし、断れば断ったでクレームになるケースもあります。

 

いずれにせよ、店舗に取ってマイナス面しかないため、期限切れのプライスは十分にチェックすることが大切です。

 

9の「テレビ・ステレオなどの音量調整」は、テレビやステレオは接客の際に音をお客様に聞いていただくことも多く、放置しておけば多くの機種から少量の音声が出て、コーナー全体が雑音に包まれます。

 

接客終了時に音量を0にすることを意識するとともに、朝は「買っていただきたい機種」に絞って音量を上げるという絞り込みが必要になります。

 

最後に10の「モニターの映像確認」とは、目にすることが多い「ポータブルDVDで特定商品の説明映像を流す」というものです。

 

このポータブルDVDの電源が入っていなかったり、リピート(繰り返し再生)に設定されていない場合が多くあります。

 

何も映っていないポータブルDVDを置いていれば役に立ちませんし、売場の印象も悪くなります。

 

こういった確認も朝、オープンすればすぐに行うことが必要です。

 

以上、ここでは10の項目を挙げましたが、他にも多くの項目があります。

 

朝の確認は毎日行うことで、自然と体に身に付き、慣れれば苦痛も感じないようになります。

 

「お客様に迷惑を掛けず、気持ちよく買い物をしていただく」ことでファンを増やし、売上高・利益を高めましょう。

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