家電量販店・家電メーカー・地域電器店の販売・営業・接客・売場作り・マーケティングの情報サイト
家電流通業界で働く「全ての人々」と「お客様」の幸せのために・・・
堀田経営コンサルティング事務所
090-4648-1616
営業時間:9:00〜18:00 (定休日:土日祝)
前年同月とのじっせきは、同日比較と同曜比較の2つを使用して比較します
[記事公開日] 2012/07/04
[最終更新日] 2019/08/24
前年比較には、前年同月の同じ日(もしくは同じ期間)と比較する「同日比較」、そして前年同月の同じ曜日と比較する「同曜比較」の2つがあります。
例えば、上図の場合、①のように2012年7月1日(日)と2011年7月1日(金)の実績を比較するのが「同日比較」。
②のように2012年7月6日(金)と2011年7月8日(金)を比較するのが「同曜比較」です。
どうして同日比較と同曜比較の2つが必要なのでしょうか?
一般的に、家電量販店をはじめとする小売業は、土曜・日曜・祝日の売上高が平日より高くなります。
そして、今日の曜日は昨年の同じ月日の曜日とは違った曜日になります。
そのため、前述のように2012年7月1日を同日比較するだけでは、日曜日と金曜日の比較となり、正確な比較になりません。
「前年の今日はそんなに売っていないな。今日は楽勝だ!」など間違った判断をしてしまいます。
このような誤りを無くすために「前年同月直近の同じ曜日」の比較が必要になります。
図で言えば2011年の7月3日と比較することになります。
すると、ここでも疑問が・・・。
「だったら前年同月の同曜比だけでいいじゃないか」
ところがそうはいきません。
基本的に1ヶ月の月次予算は1日~月末まで、日にちを基準に区切られています。
同曜だけでは、不都合が出てきます。
図で説明すると、同曜比較の場合、前年の1ヶ月間の累計実績は7月3日(日)~8月2日(火)の期間です。
もし、昨年7月1~2日や8月1~2日(図中③)の数字が非常に大きかったり、少なかったりすると「7月という区切りでの1ヶ月間」の正確な比較はできないことになります。
また、日曜を終えたところで実績を確認し、「昨日で前年同月同日の累計ベースにのりました」という担当者もいましたが、図の場合、「前年は金曜が終わったところ」なので累計の同日比較は上回って当然です。
逆に日曜終了後で同日累計比較100%なら、火曜日の時点で大きくショートしてしまいます。
こういった不都合を無くすには、担当者が、
―――という3つの数値を把握し、累計でもこの3つを柱に本年実績と比較して考えることが大切なのです。
一級販売士 堀田泰希
堀田経営コンサルティング事務所 代表
●カスタマー・クリエーター
●1962年生まれ 大阪府大阪市出身
●大手家電量販企業の幹部職を務め、2007年 堀田経営コンサルティング事務所を創業。マーケティング・営業に特化した研修・コンサルティングを行い、一部上場家電量販企業、大手家電メーカー販社での企業内研修は年間約60本を数える。中小企業は大阪限定とし、年間延べ100回を超えるコンサルティングを実施。
あなたは、まだ本当のFABE分析に出会ってない
お客様が欲しているのは、商品を手に入れ、使用したときに得られる「感情」であり、商品はその感情を湧き立てる手段にすぎません。
この「感情」こそ根源的価値であり、それを考えるのがFABE分析ですが、現在のFABE分析の99%は不完全で本質にまで至っていません。
当事務所が独自の考え方でまとめた”FABE商談設計【基本編】”では、FABE分析の部分に特化してベネフィットの本質をわかりやすく説明しています。
お気軽にお問合せください
お電話でのお問合せはこちら
090-4648-1616
営業時間:月〜金 9:00〜18:00(土日祝定休)
※電話でのお問合せは上記時間外の場合、留守電話にてお受け致しております。内容を確認後、翌営業日以降にこちらからご連絡させていただきますので、お気軽にお問合せください。