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前年同月とのじっせきは、同日比較と同曜比較の2つを使用して比較します

前年同月同日(曜)比:前年同日比・前年同曜比

[記事公開日] 2012/07/04

[最終更新日] 2019/08/24

前年同月同日(曜)比

前年同月同日比

同曜と同日

前年比較には、前年同月の同じ日(もしくは同じ期間)と比較する「同日比較」、そして前年同月の同じ曜日と比較する「同曜比較」の2つがあります。

 

例えば、上図の場合、①のように2012年7月1日(日)と2011年7月1日(金)の実績を比較するのが「同日比較」。

 

②のように2012年7月6日(金)と2011年7月8日(金)を比較するのが「同曜比較」です。

 

どうして同日比較と同曜比較の2つが必要なのでしょうか?

 

一般的に、家電量販店をはじめとする小売業は、土曜・日曜・祝日の売上高が平日より高くなります

 

そして、今日の曜日は昨年の同じ月日の曜日とは違った曜日になります。

 

そのため、前述のように2012年7月1日を同日比較するだけでは、日曜日と金曜日の比較となり、正確な比較になりません。

 

「前年の今日はそんなに売っていないな。今日は楽勝だ!」など間違った判断をしてしまいます。

 

このような誤りを無くすために「前年同月直近の同じ曜日」の比較が必要になります。

 

図で言えば2011年の7月3日と比較することになります。

 

すると、ここでも疑問が・・・。

 

「だったら前年同月の同曜比だけでいいじゃないか」

 

ところがそうはいきません。

 

基本的に1ヶ月の月次予算は1日~月末まで、日にちを基準に区切られています。

 

同曜だけでは、不都合が出てきます。

 

図で説明すると、同曜比較の場合、前年の1ヶ月間の累計実績は7月3日(日)~8月2日(火)の期間です。

 

もし、昨年7月1~2日や8月1~2日(図中③)の数字が非常に大きかったり、少なかったりすると「7月という区切りでの1ヶ月間」の正確な比較はできないことになります。

 

また、日曜を終えたところで実績を確認し、「昨日で前年同月同日の累計ベースにのりました」という担当者もいましたが、図の場合、「前年は金曜が終わったところ」なので累計の同日比較は上回って当然です。

 

逆に日曜終了後で同日累計比較100%なら、火曜日の時点で大きくショートしてしまいます。

 

こういった不都合を無くすには、担当者が、

  1. 当月の日別予算
  2. 同曜を基準にした1ヶ月間の前年日別実績(図では7月3日~8月2日の期間)
  3. 7月切1ヶ月間(7月1日~7月31日の期間)の前年日別実績

―――という3つの数値を把握し、累計でもこの3つを柱に本年実績と比較して考えることが大切なのです。


 

一級販売士 堀田泰希

堀田経営コンサルティング事務所 代表

●カスタマー・クリエーター 

●1962年生まれ 大阪府大阪市出身 

●大手家電量販企業の幹部職を務め、2007年 堀田経営コンサルティング事務所を創業。マーケティング・営業に特化した研修・コンサルティングを行い、一部上場家電量販企業、大手家電メーカー販社での企業内研修は年間約60本を数える。中小企業は大阪限定とし、年間延べ100回を超えるコンサルティングを実施。

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