家電量販店も人事異動が次々と発令されてきました。

特に店長の異動は、引継ぎ項目が多いので注意が必要です。

店長経験の長い方は、会社で決められた「引継ぎ項目」以外にもポイントを抑えて引き継ぎされています。

特に、店舗の全てを日頃から掌握していなければ、適切な引継ぎを行えない為、注意が必要です。

店長は、下記のような項目で「数値化」できるものは、必ず「数値化」して引き継ぎをおこないます。

①店舗概要

・マスターキーをはじめ、全てのキーの確認。保管状態・キーＮｏの台帳整備

・店舗のお客様に公開されていない電話番号（通称：裏番）をはじめ、ＦＡＸ、バックアップ回線、警備会社などの使用電話番号表

・倉庫坪数、売り場坪数、各コーナー坪数など

・家賃関係

②売上関連

・売上、粗利の推移

・売掛金状況

③お客様関連

・お得意様情報

・特殊顧客、クレーマーなどの情報と過去の対応経緯資料、現在の状況

・重点地域の詳細

・商圏人口（男女別、年代別、世帯数、世帯人数）

④競合関連

⑤その他

・社員の特性、個人情報（取り扱い注意）

・車両通勤者一覧表

・販促関係の推移と継続状態

などが挙げられます。これらを店長は日頃から管理確認し、新しい情報へ更新する必要があります。引継ぎの時に店長は、「自店はこういう店舗です」と言えるようにしておきましょう。

また、上記のような資料が無かったり、新任の店長は着任すれば、すぐに作成して自店の詳細を把握するようにしましょう。