ある店舗では、父の日に向け、お父さんの似顔絵を募集して掲示しています。

仕組みを見ていると、提出されたことによる特典とかは無いようですが、最初は用紙のみをお渡しして、自宅で書いてきてもらったものを回収しています。 

　筆者が店舗内にいる間にも、一組のお母さんと幼児が提出していました。

　来店回数を増やすことを目的にしている取組みです。

　これを大々的に訴求することで、子供連れの方は、脚を止めて見ておられます。このイベントの注意点は、作品の出来不出来で、順位をつけてはならないということです。下手に順位を付けてしまうと、漏れたお客様のプライドを傷つけてしまいます。どんな出来上がりであったとしても、自分の子供が気持ちを込めて書いてくれた事実が嬉しいのですから。ですから、これに第三者が安易に順位付けをするのは好ましくありません。

　順位付けではなく、提出していただいた方が「父の日」に来店していただいたら、その絵の前で写真を撮ってあげるようにします。プリンターメーカーさんと共同企画で実施するなど、売りに手落ちが出ないようにし、メーカーさん、量販双方にメリットが出るようにするのもいいでしょう。

　また、来て頂いたお客様には、該当の絵を真ん中に張り替えさせていただき、両脇にお父さん・子供さんの配置で撮影します。ここまで準備すれば、お客様はファンになってくれます。

　「父の日の思い出」を自店が創ってあげよう！

　「子供さんの“ヒーロー大作戦”」

　こういった密着プレーも、イベントには必要です。