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堀田経営コンサルティング事務所
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従業員一人当たり、いくらの利益を獲得しているか?
[記事公開日] 2008/08/01
[最終更新日] 2019/08/20
「従業員一人当たり当期純利益」を表す式は、
従業員一人当たり当期純利益=当期純利益÷従業員数
―――となります。
当たり前のことですが、会社の経営は利益の獲得を目指しています。
その利益を獲得する活動の最終的な結果は、「当期純利益」で表されます。
そこで重要なのが、従業員一人当たり、いったい「いくらの利益を獲得しているか?」ということです。
それを表しているのが、「従業員一人当たり当期純利益」です。
家電量販店の場合は、よく販売する販売員の方で、一月約1,000万円くらいを目標にされている場合が多いと思いますが、そうするとこの場合、年間では1億2,000万円の売上になってきます。
「1億2,000万円も販売してるのに、もっと給料あがらないかな」
―――と思われる方も多いかもわかりません。
しかし、あくまでこれは「売上高」です。
そこから仕入れたお金、家賃地代、従業員の給料を支払うと、悲しいほど会社にお金は残りません。
例えば、従業員一人あたり当期純利益が100万円だったとすれば、従業員の給料を今の倍にすると、会社は大きな赤字になってしまいます。
販売員としての感覚ではどうしても売上高に目が行きがちですが、売上総利益や営業利益、そして経常利益、当期純利益までの経費項目や現状を理解すれば「思っていたよりかなり少ない」と感じると思います。
結果として、役職者の方はこのことをわかりやすく部下に説明すれば、「安易な値引き」の抑制にもつながります。
一級販売士 堀田泰希
堀田経営コンサルティング事務所 代表
●カスタマー・クリエーター
●1962年生まれ 大阪府大阪市出身
●大手家電量販企業の幹部職を務め、2007年 堀田経営コンサルティング事務所を創業。マーケティング・営業に特化した研修・コンサルティングを行い、一部上場家電量販企業、大手家電メーカー販社での企業内研修は年間約60本を数える。中小企業は大阪限定とし、年間延べ100回を超えるコンサルティングを実施。
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