什器置き場の整理整頓

―――といった、当たり前の行動が非常に重要になってきます。

また、1の「什器置き場の定期的な確認と整理整頓」ですが、これは全員が2の「展示替えを行ったときに確実に”置くべき場所に、あるべき什器を置く”」ということを徹底できれば必要無くなる項目になります。

その為、2の取り組みが非常に重要になりますが、その為には全員が意識を高く持って、展示替えの後片付けまでをキチンと行うということが必要になります。

そもそも、什器が足りなくなる原因として一番多いのが、展示替えを行った際に「余った什器を什器置き場に戻さず、ゴンドラの下や商品の裏に隠す」ということを行っているからです。

嘘だと思うなら、一度、店内のゴンドラの下やテレビなどの商品の裏側を見てください。

店全体なら、相当数のフックやアームなどが放置されているのを発見できると思います。

結果として、展示替えを行う際、什器が足りなくても、ゴンドラの下や商品の裏を探すわけにはいかないため、発注や自社他店になるのです。

これを防止するには、役職者がこの実態を把握し、展示替えの都度、余った全ての什器を什器置き場に直し、決まったところに整理整頓して片付けることを何度も何度も指導する必要があります。

展示替えのタイミングを失わず、無駄な経費や時間を使わずにすむよう、意識して什器を片付けるようにしましょう。