家電量販店・家電メーカー・地域電器店の販売・営業・接客・売場作り・マーケティングの情報サイト

家電流通業界で働く「全ての人々」と「お客様」の幸せのために・・・

堀田経営コンサルティング事務所

090-4648-1616

営業時間:9:00〜18:00 (定休日:土日祝)

家電流通業 コンサルタント

インセンティブなどの取次商品をはじめとするサービス商品のセット組みについて記載しています

セット組み:サービス商品

[記事公開日] 2008/08/25

[最終更新日] 2008/08/25

サービス商品

ここでいうサービス商品とは、

 

・インセンティブ商品(取次商品)

・サポート商品(パソコンのサポートなど)

 

―――など、一般的に非商品と言われるものです。

 

家電量販企業によって呼び方が違いますが、ここでは「サービス商品」で記載したいと思います。

 

まず、インセンティブ商品ですが、これは下図のように多くの種類があります。

取次商品

この他、家事代行サービスの取り次ぎや、リフォームなども取次商品として行っている場合もあります。

 

これらインセンティブ商品は基本的に、

 

A:粗利率が100%

B:在庫負担が″0”

 

―――であり、店舗としては非常に有難い商品です。

 

特に①の回線契約は多くの店舗に「回線ヘルパー」さんが入っているため、「一声掛け」てお客様に興味を抱いていただいた時点で回線ヘルパーさんに引き継ぐのが一般的です。

 

売場では「回線契約加入で○○ポイント進呈」というPOPをよく目にしますが、これはどちらかというと、販売員が声掛けを忘れないために貼付されている意味合いが強いと考えられます。

 

こういったことからインセンティブ商品の獲得はPOP訴求などによる「お客様からの自発的加入依頼」よりも、接客を担当した販売員からの案内が効果的であり、「加入獲得数は声を掛ける数に比例」すると言えるでしょう。

 

また、回線契約をはじめとするインセンティブ商品は「一度加入したら変更はわずらわしい」と考えられるお客様が多いため、早いもの勝ちの側面を持っています。

 

これからも法改正や時代の流れとともに、新しい取次商品は誕生してくると考えられますが、新たに取り次ぎが始まったときが一番のチャンスです。

 

普段からインセンティブ商品の声掛けを意識し、無意識に一声掛けれるようクセ付けできればしめたものです。

 

各インセンティブ商品のサービス内容や契約手順を大まかにでも把握し、自分の担当商品にかかわらず、「自信を持って全数声掛け」を行いましょう。

 

次にパソコンなどのサポート商品ですが、こちらは買上点数UPというメリットの他に、効率化にも貢献します。

 

例えば、パソコンを購入され、初期設定などが上手くいかねば、お客様は「気兼ねされながらも購入店舗に連絡」を行わざるを得ません。

 

そうなると、お客様の大切な時間を奪ううえ、店舗としても非常に効率が悪いものになってきます。

 

こういったときにサポート商品を予め購入(もしくは接客時に説明して有料を納得)していただいておけば、お客様と店舗の両方の負担が軽減します。

 

ハードに比べ、ソフト(サポート商品)の商品知識や内容把握はどうしても手薄になりがちです。

 

こちらもインセンティブ商品同様、メーカーサポートや自社有料サポート内容を把握し、接客時に説明・必要性確認を行うことが望まれます。

 

こういったサポート商品を効率よく提案するには、「お客様の声のリーフ」を作成し、「困りごとが解消された例」をイラストなどを用いて数例掲載しておくといいでしょう。

 

インセンティブ商品・サポート商品は通常の商品より、管理が甘くなりがちです。役職者の方は獲得数をグラフ化するなど、販売員の意識付けを行うことが望まれます。


 

一級販売士 堀田泰希

堀田経営コンサルティング事務所 代表

●カスタマー・クリエーター 

●1962年生まれ 大阪府大阪市出身 

●大手家電量販企業の幹部職を務め、2007年 堀田経営コンサルティング事務所を創業。マーケティング・営業に特化した研修・コンサルティングを行い、一部上場家電量販企業、大手家電メーカー販社での企業内研修は年間約60本を数える。中小企業は大阪限定とし、年間延べ100回を超えるコンサルティングを実施。

FABE商談設計

あなたは、まだ本当のFABE分析に出会ってない

お客様が欲しているのは、商品を手に入れ、使用したときに得られる「感情」であり、商品はその感情を湧き立てる手段にすぎません。

この「感情」こそ根源的価値であり、それを考えるのがFABE分析ですが、現在のFABE分析の99%は不完全で本質にまで至っていません。

当事務所が独自の考え方でまとめた”FABE商談設計【基本編】”では、FABE分析の部分に特化してベネフィットの本質をわかりやすく説明しています。

 

>>>「FABE商談設計」はこちら

 

 

当事務所へのお問合せはこちら

お問合せ

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

090-4648-1616

営業時間:月〜金 9:00〜18:00(土日祝定休)

※電話でのお問合せは上記時間外の場合、留守電話にてお受け致しております。内容を確認後、翌営業日以降にこちらからご連絡させていただきますので、お気軽にお問合せください