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堀田経営コンサルティング事務所
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最初から「心からの接客」ができなければ、演技することも大切です
[記事公開日] 2008/01/02
[最終更新日] 2008/01/02
小売業では、
「心からの接客(おもてなし)を!」
「感動していただける接客を!」
「心をつかむ接客を!」
―――といった指示がよく出されます。
しかし、筆者は「心からの接客」を行うには段階があると考えています。
接客は「お客様と触れ合える」、楽しく、やりがいのある仕事ですが、お客様と接しているときは絶えず緊張感がつきまといます。
特に初対面のお客様は「性格」や「言葉使いなどの基準」などがわからないため、「こちらは丁寧に接客している」つもりでも、「お客様の基準・期待が高い」場合にはお叱りを受ける場合もあります。
その為、より慎重な姿勢が求められ、お客様の顔色を伺いながら「どういったお客様か?」ということをつかまねばなりません。
こういった緊張感の中、最初から自分の心を開いて「心からの接客」を行うのは難しいものがあります。
では、初対面のお客様などに「心からの接客」が難しければ、どうすればいいのでしょうか?
以下は筆者の経験による個人的意見です。
「心からの接客」ができないにしても、給料をもらっている以上、「心からの接客を行う販売員を演ずる」必要があります。
販売員は「役者」です。
熱があっても、睡眠不足であっても、二日酔いであったとしても、「売場という舞台に立つ以上、最高のパフォーマンスで販売員を演じ切る」ことが求められます。
なぜなら、これらの理由は「お客様に全く関係ない」ことであり、そのことでお客様に不利益を与える訳にはいかないからです。
筆者は店長の時、「心からの接客」ができないのであれば、「100%演技せよ」ということを指導していました。
最初は無理せず、「演技」でいいのです(演技の質は高くなければなりませんが・・・)。
最初は演技だとしても、お客様にその演技が評価され、次回、来店されたときに「堀田くん、堀田くん」と言われれば、非常に嬉しいものです。
こういったことを繰り返していくうちに、「自分の心」も打ち解け、だんだんと「そのお客様に対して心からの接客が行える」のだと思っています。
「演技なんて見透かされる」という方もおられると思いますが、人間は感情の生きものです。
最初からハードルの高いことを意識すると、心労が重なり、楽しく・やりがいのある接客という仕事そのものが嫌になってしまいます。
まずは、「お金を貰っている以上、プロとして販売員を演じ切る!」という意識で「肩の力を抜いて」売場に立って、接客をしていただけたらと思います。
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