家電量販店・家電メーカー・地域電器店の販売・営業・接客・売場作り・マーケティングの情報サイト

家電流通業界で働く「全ての人々」と「お客様」の幸せのために・・・

堀田経営コンサルティング事務所

090-4648-1616

営業時間:9:00〜18:00 (定休日:土日祝)

家電流通業 コンサルタント

6.販売員の態度・対応に対するクレーム

[記事公開日] 2009/09/09

[最終更新日] 2019/09/25

販売員の態度・対応

日常の接客の中で、よく見受けられるクレームが、「販売員の態度・対応」に関するものです。

 

「愛想の無い対応」や「言葉遣い」、「商品知識や業務知識の不足」などから発生する場合です。

 

特に、無理難題を要求する「クレーマー」が、最後に文句をつけるのが、この「販売員の態度・対応」です。


それだけ、この態度・対応は、客観視しにくい「あやふやなもの」だと言えるでしょう。

 

実際、同じ接客態度で接客していても「喜ばれるお客様」と「ご立腹されるお客様」とが、居られます。

―――ということは、全ての基準は「それぞれのお客様にある」ということです。
 

一般に「接客は、お客様より一つ上の言葉使いをする。」と言われますが、これを見極めるのには、かなりの経験が必要になってきます。

 

また、多くの場合「心からのおもてなしで接客するように」という指示があると思います。

 

確かに私達は営利団体であり、その給料は「お客様の粗利」からしかでてきません。

 

それを考えた場合、「心からの接客」は、当然のことだといえます。

 

私も、それを否定しません。

 

ただ、『100%のお客様に「心からの接客」を実際問題としてできるのか?』については、自分の接客経験からも大いに疑問を抱いています。
 

私は、この「心からの接客」の接客にいたるまでには、段階があると思います。

 

お客様には色々な方がおられ、その性格・価値観も様々です。

 

どうしても自分に合わない方もおられるでしょう。

 

しかし、幾らキレイごとを言っても、販売員は普通のお客様(クレーマーは除く)を「怒らせて帰られたら負けであり、気分を良くしてもらい買っていただければ勝ち」なのです。

 

ここで効果的なのは、指導のレベルを下げるということです。

 

「心からの接客」は、いわば最終形です。

 

初対面のお客様全てに心からの接客というのは、「お客様の方も身構えている」ため、ハードルが高すぎます。

 

お客様が自分を気に入ってくださり、反復して指名いただけるようになって初めて、販売員は心を許せます。
 

言葉は悪いですが、先ずは「演技」です。

 

合わないお客様も居られます。

 

体調の悪い時もあります。

 

仕事で悩んでいるときもあります。

 

こういったときに「心からの接客」というのは難しいでしょう。

 

しかし、私達販売員はプロです。

 

心からの接客ができない状態でも、最低限「演技する」ということが求められます。

 

私でも正直、初対面のお客様にお客様に「心を開いて」「心からの接客」は難しいと思います。

 

しかし、「接客を気に入ってもらって、買ってもらった粗利から自分の給料が出ている」ということは忘れないでいたつもりです。

 

このように「演技」という“形”から入って、「心から」の接客にいたると思うのです。

 

最初は「演技」でも、そのお客様が次に来られたときに「堀田君いてるか?」と言われれば、嬉しかったことを思い出します。

 

それが何回か続き、「お得意様」になっていただけたとき、「心からの接客」ができたのだと思います。

 

「心からの接客」といった場合、人によって基準が様々です。
 

そのため、私はメンバーに最初のステップとしての「演技指導」を行ってきました。

 

そして、その評価基準は「自分自身」です。

 

販売員がお客様を不愉快な気持ちにさせたとき、私の質問は「もし、自分がそうされたら、どう思う?」でした。

 

指導は本当にシンプルで「自分がされて嫌なことだけは、絶対にお客様にしない。心からの接客は本当に大切だけれど、できなければ最低限、演技する義務はあるんじゃないか?」ということです。

 

段階を踏ませて、お客様に支持いただける「小さな成功体験」の積み重ねが本当の「心からの接客」を生むのだと思います。

 

皆さんは、どう考えられるでしょうか?

FABE商談設計

あなたは、まだ本当のFABE分析に出会ってない

お客様が欲しているのは、商品を手に入れ、使用したときに得られる「感情」であり、商品はその感情を湧き立てる手段にすぎません。

この「感情」こそ根源的価値であり、それを考えるのがFABE分析ですが、現在のFABE分析の99%は不完全で本質にまで至っていません。

当事務所が独自の考え方でまとめた”FABE商談設計【基本編】”では、FABE分析の部分に特化してベネフィットの本質をわかりやすく説明しています。

 

>>>「FABE商談設計」はこちら

 

 

当事務所へのお問合せはこちら

お問合せ

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

090-4648-1616

営業時間:月〜金 9:00〜18:00(土日祝定休)

※電話でのお問合せは上記時間外の場合、留守電話にてお受け致しております。内容を確認後、翌営業日以降にこちらからご連絡させていただきますので、お気軽にお問合せください